未確認異常現象(UAP)に対する日本政府の立場は?
識別不能の物体が他国の最新兵器や偵察機であった場合の危機感をもっていると12月の安全保障委員会で大臣が答弁している。
官房長官もネットメディアの記者からの質問に対して、「空中における識別不能の物体も含めたわが国の安全に関わる事象は、米国と平素から連携し、情報共有、分析を行っている」とし「引き続き、さまざまな事象について高い関心を持って情報収集、分析に努める」と答えています。
日本政府は2024年までにUAP関連事務所を設置すると思いますか?
UAP関係部署を防衛省もしくは、行政府のどこかに設置することは、今の所ないが、今後の国会の動き次第では可能性も出てくると思う。
防衛省がUAPに関する活動を行っているかどうかをご存知ですか。
UAPに関して特別な活動を行っているとは思えない。
あなたのように、UAP問題をより真剣に受け止めることを支持している他の日本の国会議員を教えていただけますか?
問題意識を持つ議員は増えてきているように感じるが、表立って取り組んでいる議員は現状いない。
UAPの目撃情報交換に関して、日本国政府と米国政府の間に協力の可能性があるかどうか知っていますか?
知らないが、協力関係はないと思う。
内部告発者のデビッド・グルーシュについてどう思いますか?
流石に米国議会で公聴会での陳述なので、宣誓もしているし元の職務も考えると、嘘をついているとは考えられない。ただし、私は、陳述内容の証拠が示されないとそれが真実であるという前提で動くことはできない。
日本政府がUFO/UAPの話題に特化した秘密プログラムを持っていると主張する、現役または元日本の政府関係者をご存知ですか?
知らない。
あなたはUAP問題に関する公聴会を開催する予定はありますか?
私には公聴会を開催する権限があない。現状では開催は難しいと思う。日米の議会制度の違いもある。ただし、新たな事実が判明した時に、公聴会に似た専門家を招く「参考人質疑」が行われる可能性はある。
月9日には、日本の領土で発生したUAP事件について、防衛省の担当者に直接聞くことができました。 彼らの反応はどうでしたか?
この時の安全保障委員会での質疑と12月の同委員会の質疑では、防衛大臣の答弁に変化があり、当初は事態を把握していなかったものの、私が提出したUAP関係の資料を読まれ情報を集約し、私と同じ危機感を持って今後対応したいという答弁になった。
防衛省初のUAP情報文書
防衛省が、初のUAP情報文書をまとめました
防衛省がまとめた、米国防総省発表のUAP の概要の説明を受けました。まとめたテキストも受け取りました。
まだ防衛省内に専門組織の設立とまではいきませんが、このメモが出てくるところまで進展しました。
マルコ・ルビオ上院議員の功績も記されています。
日本政府は、これまで UAPについて、米国と緊密に情報共有し分析していると、発表していました。
しかし、今回初めてこの資料を作成したとのことです。
これまでの国会での防衛大臣の答弁や記者会見での官房長官の答えは、何だったのでしょうか?
何もしていなかったんです。